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輪整経にチャレンジしてみよう!
段染めの糸を経糸にして、絣柄の織物を作りましょう。ポイントは整経のやり方。輪をなるようにセッティングして、色を確認しながら丁寧に整経しましょう。
最初に
カセ1周の色の流れをチェックします。
玉に巻いてしまうとわかりにくくなってしまいますのでカセの状態でよく見ておきましょう。
※わかりやすい色で覚えておくようにします。左図の時だったら1周に濃い緑色が2回等
玉に巻いた後に、整経長となる長さがどこからどこになるかがわかるように目安になる印をつけておきます。(今回は錦染絹紡糸を使用しております)
糸の道順を探る
輪整経はカセ1周の長さ(約130~150cm)がキーポイントです。ショール1枚の整経はカセ2周分で整経すると丁度良く柄が合わせられます。綾を作りながら、スタートの所に2周目の糸の終わりがくるルートを探します。
例えば、先ほどチェックした緑色が4箇所入って5箇所目の緑色が最初の緑色と揃うことも目安の1つです。
柄合わせをする
ぴったり2周で戻って色が並ぶと緯縞の柄になります。周期を少しずらすことにより絣風の柄になりますが、ずらし方が大きいと経縞のような柄になってしまうので気をつけましょう。
一つ前の糸とのズレは5mm以内にしましょう。
2,3本程度だと柄が合っているのかどうかわかりにくいので、10本くらいは糸をかけ様子をみます。思った柄にならない場合は、ピン運びのルートを探し直します。柄は綾のところで確認しましょう。
V柄にする時は、意識的に糸をズラす向きを変えてください。
!!ポイント!!
左の写真のように糸が少しずつズレて行くことにより絣風の柄が出来上がります。
柄を優先することにより段々と糸の張りがゆるくなったり、きつくなったりする場合がありますが、柄を優先してください。
緩みが大きくなりすぎた時はスタート位置近くのピンに糸を巻きつけて調整します。
糸の張りが強くなり過ぎた時はルートを少し変えて糸に負担がかかり過ぎないようにしましょう。
整経台からはずす
織巾に必要な本数を用意できたら、数カ所を別糸でしっかりと縛り、巻き込みの作業途中で色がずれない様にします。特に男巻きにセットする側の柄が揃っていることを優先してください。スタート位置の所をハサミでカットして、整経台からはずして織り機にセットします。
最後に
輪整経は最初のルート探しが重要になります。
糸カセの周期をしっかり把握して見分けやすい色でチェックしながら柄を作りましょう。チェックするのは1箇所だけで大丈夫‼︎
慣れてくると自由に柄を動かせます。
先ずは、挑戦してみてください‼︎
ポイントをつかめば美しい柄を自由にデザインすることができます。
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